

赤ちゃんの衣服は大きく分けて、ベビー肌着とベビーウェアに分けられます。
ベビー肌着とは、デリケートな赤ちゃんの肌を考えて綿100%で作られた肌着のことです。伸縮性に優れているので、寝ている状態でも着替えやおむつ替えなどが比較的容易にできる作りになっています。
基本は綿100%ですが、織り方や編み方で厚さや密度、肌触りが異なります。
季節に合わせて通気性の良いものや、保温性に優れたものなどを使い分けていきましょう。
肌着の上に重ね着するベビーウェアは、赤ちゃんの動きを妨げず、着替えや抱っこも楽にできるように作られた服です。
たっちや、あんよが出来るまでは、赤ちゃんに負担を掛けないベビーウェアを着せてあげましょう。


短肌着(たんはだぎ)
基本になる定番の肌着です。赤ちゃんの体にフィットし、汗を吸収します。
長肌着(ながはだぎ)
足の先まで隠れるほどの丈で、足をバタバタ動かすまでの新生児向きです。
寝間着としても使えます。
コンビ肌着
長肌着の裾が二股に分かれたタイプです。
長肌着と比べ裾がはだけにくいので、2,3か月頃からの足の動きが活発になってくる時期に重宝します。
ボディースーツ型
頭からかぶせて着せるタイプで、肩口が大きく開くので楽に着せられます。
様々なプリント柄もあるので、真夏にはウェア代わりにもなります。





ベビードレス
つま先を隠すほどの丈で、裾が広がったワンピース型。
前部分が大きく開けるので、寝かせたままでも楽に着替えさせることができます。
カバーオール
Tシャツとパンツがつながった形のつなぎ型。
股部分も開けるので、寝かせたままのオムツ替えも楽です。
ボディースーツ
裾がなくダルマ型のウェアで、夏場に人気があります。
ゆったりしたサイズのものでも、短肌着を着せて汗を吸収できるようにしましょう。




赤ちゃんは、1年に30センチも成長します。
せっかく買ったのに季節とサイズが合わず着せられなかったという事もあります。
季節ごとに月齢、サイズを確かめて用意するようにしましょう。
赤ちゃん衣料のサイズ参考表
サイズ | 50 | 60 | 70 | 80 |
身長 | 50㎝ | 60㎝ | 70㎝ | 80㎝ |
体重 | 3㎏ | 6㎏ | 9㎏ | 11㎏ |
月齢 | 0か月 | 3か月 | 6か月 | 12か月 |
赤ちゃんの肌はとてもデリケートです。 襟やリボンなどの飾りが肌に触れると刺激になることもあるので、できるだけシンプルなものを選びましょう。
アレルギーが気になる赤ちゃんには、刺激の少ないオーガニックコットンなどの素材で作られたものもあります。
体温調節がうまくできない赤ちゃんは、暑い、寒いという意思表示ができません。 ママが衣服を調整して快適に過ごせるようにしてあげましょう。
ベビー服は、汗を吸収する短肌着を基本に重ね着させます。外出時でも脱ぎ着させやすいものを選ぶとよいでしょう。
※赤ちゃんの平熱は大体37度前後です。
大人と比べると高いので、風邪を引いているのかも?といって着せ過ぎは逆に汗をかいて体を冷やしかねません。
たまに衣服の中に手を入れて、汗をかいていないかどうかチェックしましょう。

首がすわっていない赤ちゃんの着替えは、慣れるまでは苦労しますが、コツさえつかめば上手に着替えさせられるようになります。
首がすわっていないうちは抱っこしながら、おすわりができるようになったら座らせて、つかまり立ちが出来るようになったら立たせて着替えさせるようにしましょう。
産まれて間もない赤ちゃんは、関節や骨格が未発達です。
あまりに強く腕や足を引っ張ると、脱臼してしまう恐れもあります。
手首などは優しく支えて、無理に力を入れないように注意しましょう。
時間に余裕をもって着替えさせることも大切です。
ママが焦って着替えさせると、服が頭や腕に引っかかって、余計に時間が掛かってしまうことも。
イライラの感情も赤ちゃんに伝わってしまうので、時間に余裕をもって、話しかけながら着替させてあげましょう。
