
新生児は身体の抵抗力が弱いので、大人と同じお風呂に入れるのは避けましょう。
生後1か月を過ぎるまでは1日1回、ベビーバスを使っての沐浴をして、赤ちゃんの肌を清潔に保ちましょう。
赤ちゃんは新陳代謝が良いので、たくさん汗をかきます。
しっかりとケアしてあげないと、湿疹やあせもの原因となるので気を付けましょう。
湯の温度は大人にはぬるい程度が適温です。(37~40℃)
ベビーバスはお湯が冷めやすいので、さし湯も用意しておくと良いでしょう。
よくかき混ぜてから温度チェックをして、適温であることを確認してから入浴させます。
首がすわっていない赤ちゃんは、しっかりと支えてあげましょう。
長時間の沐浴は赤ちゃんがのぼせてしまうので、慣れないうちは汚れが気になる部分を重点的に洗うようにし、時間配分に気を配りましょう。
すすぎをしっかりと行ったら、湯冷めしないように素早く衣類を着せてあげます。
冬など寒い時期は、脱衣所や部屋を暖める工夫も必要になってきます。


生後1か月を過ぎたら、大人と同じお風呂に入ることができます。
まだまだ抵抗力の弱い赤ちゃんですので、お風呂のお湯は毎回新しいものに替え、追い炊きや足し湯は避けましょう。
お湯の温度も37~40℃のぬるめにし、赤ちゃんが手にすると危険な物は、あらかじめ片づけておきましょう。
お風呂場はとても滑りやく、事故も多い場所です。バスマットなどを敷いて、転倒を防ぐ工夫が必要です。
おもちゃが遊べるようになったらマットの上で遊ばせてあげて、その間にママも体を洗いましょう。
入浴の時間は5~10分程度を目安にします。
赤ちゃんは、数センチの水たまりでも溺れてしまうことがあります。入浴中は子どもから目を離さないように注意してください。


手際よく効率よく入浴を済ませることがママと赤ちゃんに負担がない入浴方法ですが、
なかなか思い通りにいかず苦労することばかりだと思います。
そこで、以下の点に注意して入浴させてみましょう。
- 入浴時にはおもちゃを
赤ちゃんの体を洗ってあげているときに、泡を口に入れたり嫌がったりすることを防ぐためにも、おもちゃで気を紛らわせてあげましょう。
- 着替えやタオルを用意しておく
赤ちゃんの体を拭く場所をあらかじめ決め、バスタオルを敷いておきましょう。 また、すぐ横には着替えを置いておき、赤ちゃんが湯冷めしないようにすぐに服を着せてあげられる状態を作ります。 冬場は、脱衣所などの温度差のある場所を暖めておきましょう。
- ママの服は着やすいものを
赤ちゃんを拭いているうちにママが風邪をひいてしまわないように、簡単に羽織れるバスローブなどを用意しておくといいでしょう。
- パパにも協力してもらう
赤ちゃんの入浴は、一人で行うにはどうしても大変な作業です。 できればパパにも積極的に参加してもらいましょう。
- 赤ちゃんの状態を確認する
授乳直後や空腹時、体調不良時や眠そうなときは入浴を控えましょう。 ぐずったり吐いてしまうことがあります。
慣れるまでは大変ですが、習慣になってしまえば入浴させることが楽しくなってくるはずです。 今の時期にしか行えないことなので、パパと協力して楽しく行いましょう。


赤ちゃんのお風呂場での事故は意外と多いものです。赤ちゃんが生長するにつれてお風呂場の危険も増します。
安全対策をしっかりと行って、目を離さないように注意しましょう。
- 湯船のフタの上に放置しない
湯船のフタは非常に不安定です。赤ちゃんが動いた拍子に落ちてしまうことがあるので、決して湯船のフタの上には乗せないようにしましょう。 入浴が済んだら、湯船は空にしておくなどの対策が必要です。
- バスマットを敷く
お風呂場は非常に滑りやすいので、滑り止めやバスマットは必ず敷いておきましょう。 足元がおぼつかない赤ちゃんのためだけでなく、赤ちゃんを抱っこするなど不安定な姿勢をするママの転倒も防ぎます。
バスマットだけで転倒をすべて防げるわけではありません。入浴の際は身の回りに注意しましょう。 - 蛇口の温度
蛇口からお湯を出す際、想像以上の熱いお湯が出てしまう可能性があります。赤ちゃんがやけどしないように、少しずつ温度を確かめながらお湯を出しましょう。
また、蛇口は高温になりやすい個所です。タオルで覆うなどの対策をしましょう。 - のぼせた
赤ちゃんの体は小さいのですぐに温まります。 長時間入浴させるとのぼせてしまうので、5分程でさっと済ませるようにしましょう。
のぼせてしまうと、体が赤くなりぐったりして目がうつろになります。 慌てずに涼しい場所に連れて行き、水分を補給させてあげましょう。

