トイレトレーニングの始め方
オムツを外してトイレを覚えさせたいけど、いつから始めればいいのか分からないというママさんもいると思います。
2歳過ぎ頃を目安に開始すればいいのですが、成長の度合いを見て始めましょう。
以下の3つの項目が出来るようであればトイレトレーニングを進めることができます。
●自分の意思を言葉で親に伝えられる
●歩くことができる
●おしっこの感覚が2時間以上開くようになってきた
周囲からの声に焦って始めるのではなく、時期を見極めて進めることが、親も子どももストレスなくトイレトレーニングを進めていくことができます。

トイレトレーニングの流れ
子どもは初め、生理的に尿や便を排泄していますが、徐々に排泄のペースが一定になってきます。
まず初めは、トイレに興味を持たせることから始めます。
絵本やテレビなどで視覚的に教えてあげるとわかりやすいでしょう。
タイミングを見計らって、親が子どもに声を掛けてトイレへ促しましょう。
声を掛けるタイミングとしては、朝起きた時、お出かけ前、お出かけから帰ってきたとき、家の中では間隔が2時間以上になってきたときです。
そろそろかな?と思ったら、「おしっこ行こうか?」と優しく声を掛けてあげましょう。
トイレでおしっこができたら褒めてあげることで、ここでおしっこをすると褒められるという意識が子どもに生まれます。
子どもがおしこっをしたいという感覚に気付くようになると、トイレまで我慢しようという排泄の自立が完成されます。
一般的にトイレトレーニングを始める時期は夏がいいとされています。
これは、衣服が汚れてもすぐに着替えることができる、パンツ一枚の姿でも寒がらないので、トイレでパンツをおろすだけで済むなどの理由が挙げられます。
しかし逆に、冬のトイレトレーニングは失敗した際に不快感を感じやすいので、自立がしやすいという面もあり一長一短です。

開始時期が早いとオムツも早く取れる?
オムツが早くに取れる子は、脳の発達とトイレでするという認識が早くからできるという事です。
早くからトイレトレーニングを始めても、脳の発達が追いついていないと、結局オムツが取れるのは遅くなってしまいます。
無理強いをしないで、子どもの成長度合いを確認しながらタイミングを見極めて始めましょう。
オムツからパンツへの切り替えのタイミング
パンツへの切り替え時期は、おしっこはトイレでするものだという事をしっかりと認識してからでいいでしょう。
あえてトイレトレーニングが完了していない時期からパンツにして、おもらしをした際の不快感を分からせるという方法もありますが、この方法ではどうしてもおもらしの回数が増えてしまうので、子どもは不快感でストレスが溜まり、ママもイライラしてしまうことになります。
ただ、失敗して当たり前と開き直ることができれば、オムツ代の節約、オムツかぶれの心配がありません。
掃除の手間を苦に思わないのであれば実践してみてもいいかもしれません。
この方法を実践する場合は、掃除がしやすいように洗えるカーペットを敷くなどの対策をしておきたいところ。
特に、おもらしをしたホットカーペットはスイッチを入れると、強い臭いを発するので注意したいですね。

夜中のおしっこ
夜寝ている間におねしょをしてしまうからといって、夜中に起こしてトイレに行かせることは生活リズムが狂ってしまい逆効果になってしまいます。
パンツをはかせている場合は、おねしょをしてしまってもいいように、おねしょシーツを敷いておくといいでしょう。
また、おねしょをしてしまっても叱ってはいけません。
叱られることによって子どもは傷つき、悪化してしまうケースが多いといいます。

うんちのトレーニング
うんちのトレーニングは、おしっこよりも難しいとされています。
それは、おしっこと比べると回数が少ないので、トイレに座らせたときに出ることがめったにありません。
1歳を過ぎると1日の排泄のリズムが決まってくるので、タイミングや子どものサインを意識しましょう。
子どもからのサインがない場合は、以下のことが考えられます。
●うんちが硬い
硬いうんちが出た場合は、お尻が痛くなることがあるので、柔らかいウェットティシュで拭いてあげましょう。
また、うんちがやわらかくなるように、食生活を見直すことが大切です。
●うんちがやわらかい
うんちがやわらかいと、出るタイミングが分かりにくいもの。もう少し年齢が上がるまで待ってみるのが一番の解決法です。
オムツですることに慣れてしまうと、なかなかトイレでうんちが出来なくなってしまいます。
おしっこのトレーニングと同様に、叱ったり焦って進めようとすると、子どもがストレスを感じてしまい便秘になったり、排泄を教えてくれなくなってしまいます。
いつかは必ずできるようになるので、子どもの気持ちを考えてゆっくりと進めていきましょう。

トイレトレーニングのコツ
●怒らない
慣れないトイレでの排泄は、最初は失敗ばかりです。怒ってばかりいると、子どもは用を足すことが嫌いになってしまいます。
●他の子と比べない
焦らないで、子どものペースを見ながら進めていきましょう。
●褒める
上手にできたらたくさん褒めてあげることで、子どもは次も頑張ろうという気持ちになります。
●トイレを子どもが好きな空間にする
子どもが好きなキャラクターのシールを貼ったり、グッズを並べると、子どもは自然とトイレに行きたくなります。
●トイレやおまるに興味を持たせる
ママのトイレに子どもを連れて行ってあげたり、おまるにぬいぐるみを座らせてトイレごっこをするなどして興味を持たせましょう。
トイレトレーニングの便利グッズ
●補助便座
取っ手が付いているので、バランスが取りやすくなります。
中には、足がぶらぶらすることで、踏ん張ることが出来ずに上手くできない子もいます。
もし足がつかないことに不安のある子には、踏み台も用意してあげましょう。
外出時には、携帯用の補助便座が便利です。
●おまる
補助便座と違い、床に足が届くので安心して座ることができます。
市販されているおまるの中には、パーツを分けることができ、補助便座としても使うことができるものもあります。
●トレーニングパンツ
六層パンツ、四層パンツ、三層パンツとステップごとにはき分けができるようになっています。
布製のパンツですが、生地が厚いので吸水性に優れており、デザインも豊富なのでトイレに行くのが楽しくなります。
