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子どものしつけ

幼児期のしつけ

しつけは育児を進めるうえで誰もが悩むことです。

「三つ子の魂百まで」ということわざがあるように、幼いころの育児は将来の人間像を形成する上でとても重要な期間です。

しかし3歳頃になると「やだ」が口癖になり親をイライラさせるので、つい感情的になってしまうこともあると思います。
言うことを聞かないからという理由で怒っていては、子どもはなぜ怒られているのか理解できません。

しつけに対してしっかりとした教育がされていない人は、他人の気持ちが分からずに迷惑をかける、トラブルが起こりやすい、我慢することができないなどの大人に成長してしまいます。

子どものしつけには、物を大切に扱う、汚したらきれいにする等の「生活のルール」、挨拶や人の気持ちを考える「人と接するときのルール」、集団の規律を守る、集団で行動する「集団のルール」、法律や社会のマナーを守る「社会のルール」があります。

幼児期の子どもは、自分がしていいことと、してはいけないことの区別がついていません。
しつけは、この区別をつけさせてあげることから始め、朝の挨拶、食事の挨拶、就寝前の挨拶、人と出会った時の挨拶を教えてあげましょう。

以下の項目を意識して、正しいしつけを行いましょう。


子どもの自立を促すしつけ

頭ごなしに叱るのではなく、「~しようね。」や「~すると、どうかな?」といった言葉をかけましょう。

怒るだけでなく理由を説明する

動物を叩いたら動物が痛いことを教えるために、軽く手の甲などを叩きます。 「ほら、動物も痛いのよ?」と相手の気持ちになることを教えてあげましょう。

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悪い叱り方

高圧的に叱る
「ダメ」「~しなさい!」などの高圧的な言葉は、子どもの自我を否定しかねない言葉です。
また、ヒステリックになり怒鳴りつけるような叱り方も悪影響を及ぼしかねません。
厳しくしつけようとした結果、いつも怒られてばかりいる子どもでは明るい子に育ちません。一度落ち着いて、優しく声をかけてあげることを意識してください。

過剰な体罰
しつけに体罰はやむを得ないと考えている方もいると思いますが、体罰は子どもの頭や心の成長を悪くしてしまいます。

体罰を繰り返していると、子どもも他人に暴力を振るうようになりかねません。
親が「暴力を振るってはいけません!」と言って叩いていては、子どもは理解できません。

体罰は、初めはしつけのつもりでも、徐々に習慣化しエスカレートしていく危険性があります。
出来るだけ体罰は避けましょう。

複数の大人で叱る
幼児期は多感な時期です。一度に2人以上の大人から叱られては、子どもの逃げ場がなくなり、ストレスの原因となってしまいます。

いつまでも叱る
グダグダと長時間叱られていては、子どもの恐怖心はなかなか解けません。
叱った後は、気持ちを切り替えて接しましょう。

親の気分が悪いから叱る
子どもが同じことをしたのに、昨日は怒らなかったが今日は気分が悪かったから怒ってしまった。
これでは、子どもはなぜ怒られたのか理解できません。

誰かと比較する
ひがみやすい子どもになってしまうだけでなく、いつも同じ子どもと比較されていると、その子のことが嫌いになってしまうこともあります。

過去の過ちを引っ張り出さない
過去の出来事について叱られても子どもは嫌な思いをするだけです。
叱るときは、事を起こした時に叱りましょう。

子どもを親の思い通りにさせるのではなく、子どもを信じることが大切です。 感情的になって怒るのではなく、愛情・優しさを持って接してあげましょう。

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叱り方と褒め方

誤った叱り方をしていると、子どもの心の成長に支障をきたしかねません。
では、どのような叱り方をすればいいのでしょうか?


子どもの言い分を聞く
子どもの気持ちを確認したうえで、「~しようね。」と親の気持ちを優しく伝えます。

叱った理由を説明する
なぜ叱ったのか、きちんと正しい説明をしてあげましょう。

親の思いを伝える
幼児の場合、なぜ叱られているのか理解できない場合があります。
そんな時は「~したら、ママ悲しいな」と、親の気持ちを伝えるようにしましょう。

注意したことが改善されたら褒めてあげる
「この前言ったこと、ちゃんとできたね。」と褒めてあげましょう。
子どもは褒められることで充足感を得ます。

子どもがいい良い事をした時や頑張ったときは、しっかりと褒めてあげることもしつけの一つです。
その時に一緒になって喜んであげることで、子どもは大好きなママが喜んでくれたとうれしくなり、満足感も高まり、やる気も育ちます。

褒められて成長する子ども
子どもは褒められることで、頼られた感じてうれしい気持ちになります。
人の役に立つことがうれしいと感じ、自分の存在感を実感します。

日常の当たり前のことも褒めてあげる
「できて当たり前」という考えで、できないことばかりに目が行ってしまっていませんか?
ときには「ご飯を全部食べることができたね。」など当たり前にできていることも褒めてあげましょう。

感謝の気持ちも伝える
「ありがとう」と声を掛けるだけでも、子どもは役に立てたという気持ちになりうれしくなります。
嬉しい気持ちが、前向きな気持ちを生みます。

子供の目線で、目を見て褒めてあげる
子ども目線になることで、心から褒めてあげていることが伝わります。

結果のみでなく、過程や努力したことも褒める
努力した成果を褒めてあげることで、子どもはより一層の自信を持ち、さらにやる気を出して頑張るようになります。
子どもが頑張ってきたことを考えて褒めてあげましょう。

頭を撫でるなどスキンシップを取りながら褒める
子どもの頭を撫でることは、心を落ち着かせたり、脳の働きを活性化させる作用があると言われています。
親の愛情を、手のひらを通して伝えてあげましょう。

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