

夜泣きとは、生後3~6か月から1歳半くらいまでの赤ちゃんに見られることが多く、原因がはっきりしないのに、夜中に目を覚まして激しく泣くことをいいます。
夜中に母乳を欲しがって泣き、おっぱいを与えると泣き止んで、再び眠りにつけば、それは夜泣きではありません。
夜泣きの原因は、怖い夢を見ている、体内時計のリズムがくるっているなど様々な説がありますが、正確な原因は分かっていません。
しかし、夜泣きは発育の一段階です。イライラしがちになってしまいますが、しっかりと対応してあげましょう。
赤ちゃんは、おもらしや空腹、不快な睡眠環境など、様々な理由で泣き出します。
なかには、体調がすぐれないために泣くこともあるので、単に夜泣きと判断することは危険です。日頃と様子が違う、泣き方が違うなどの違和感を感じたら、何らかの病気の可能性を疑い、病院で診察を受けるようにしましょう。
また、幼児期になると、脳が発達してくるため、日中に起きた不快な記憶が、怖い夢を見る原因となり、夜泣きをしてしまうことがあります。
夜泣きは幼児期にも起こることがあるのです。
言葉が話せないうちは、泣くことでママに欲求を訴えます。赤ちゃんからのサインをしっかりと受け止めてあげましょう。


赤ちゃんが夜泣きをしだしたら、とにかく安心させてあげることが大切です。
抱っこで揺らしながら、優しく声をかけてあげましょう。
しかし、なかなか泣き止んでくれないこともあります。そんな時は、以下に紹介する方法を試してみてください。
【音楽を聴かせる】
あまり騒々しい音楽を聴かせると、かえって驚かせてしまうので、注意してください。オルゴールや、クラシックなどの落ち着くことができる音楽がいいでしょう。
【完全に目を覚まさせる】
抵抗があるかもしれませんが、一度起こすことによって、赤ちゃんを安心させることができる場合があります。
安心した赤ちゃんは、すんなり眠りについてくれることもあるので、部屋を明るくして、赤ちゃんの好きなテレビを見せてあげましょう。
【散歩・ドライブをする】
ゆっくりと、明るい場所や騒音の激しい場所をさけて散歩すると、スヤスヤと寝てくれることもあります。
車で近所をドライブに出ることも、車の振動が心地よくなって眠りにつくことがあります。外出時は着衣にも気を使って体温調節をしっかりとさせ、車に乗せる場合にはチャイルドシートにしっかりと座らせてあげてください。
この他にも、赤ちゃんの夜泣きは、日頃の生活習慣を見直すことで改善することもできます。



日頃の生活習慣を見直し、夜に眠りやすい環境を作ってあげることで、夜泣きを抑えることができるかもしれません。
【太陽の光を浴びせる】
天気が悪い日は、窓を開けて外の空気を吸うだけでも効果があります。
朝は同じ時間に起こして自然の光を浴びせ、夜は早めに電気を消してあげることで、赤ちゃんの体内時計を正すことができます。今後の成長にも影響を与えるので、しっかりと、朝と夜の区別をつけさせましょう。
【ジュースの与えすぎに注意】
ジュースは離乳期に入っても、1日50ccまでを目安として与えましょう。
【食事の内容、時間を見直す】
また、離乳食は母乳にくらべると消化が悪いため、お腹の調子を崩しやすいものです。食事の時間が遅くなる場合には、与える量を減らすなどしましょう。
【入浴のさせ方】
【添い寝をする】
添い寝は、甘えん坊になると言われてやめるママが増えてきています。しかし、添い寝をすることは、子どもの情緒安定に良いとされています。次第にひとりで眠るようになるので、できるだけ一緒に寝てあげましょう。また、この時にパパも一緒に寝てあげると、日頃一緒に遊んであげられなくても、赤ちゃんはしっかりとパパを感じているそうです。家族の絆も深まるので、ぜひ一緒に寝てあげましょう。
夜泣きを始めたら、しっかりと対処してあげてください。その内泣き止むだろうと、放っておくことは、赤ちゃんの心にもよくありません。
ママ、パパが協力して、向き合うことが大切です。

